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中華人民共和國國務院新聞弁公室は6日発表した「中國の平和的発展」白書で、中國は積極的で有為な國際社會での責任感を堅持し続ける姿勢と、近隣の地域との協力について重ねて表明した。
この「白書」によれば、世界で最も人口が多い発展途上國として、中國は自國の國情をしっかりとコントロールしていくことが、世界に対して果たすべき責任の最も重要な役割であるとしている。國際社會における責任ある國家として、中國は國際法と公認された國際関係法規を遵守し、果たすべき國際責任を真摯に全うしていく。また、積極的に國際體制の改革や國際ルールの制定に取り組み、世界的な問題の処理に參加、発展途上國の成長に寄與し、世界平和の安定を維持していく。
各國の國情や発展段階により、その果たすべき責任、権利、実力があるという原則に基づき、自國と人類全體の共同利益に著目し、自國の國力に相応する國際義務を果たし、建設的な役割を擔っていく。総合的な國力をたゆまず強化しながら、中國はより多くの國際責任を今後擔えるようになり、また果たしていくことになるだろう。
この「白書」はまた、中國は、周辺各國との友好協力関係を積極的に展開し、共にアジアの建設、協調関係を推進していくと強調する。アジア各國がお互いに尊重し、信頼関係を強め、違いを認めながら目的を共有し、対話を通して、友好的に領土、領海権益などさまざまな矛盾をはらんだ問題を解決することで、共に地域の平和安定を維持していくことが記されている。
密接な貿易、コミュニケーションと協力により、アジア経済の一體化を一層進めながら、現在の地域と地域の協力メカニズムをより高め、アジア以外の地域との協力構想についても開放的な態度を堅持しながら、その他の國家とも地域平和や発展途上での建設的役割を果たしていく。
中國はアジアでの覇権や勢力範囲を追及することなく、またどのような國家も排除せず、中國の繁栄と周辺國と長期的に安定した関係を結ぶのはチャンスであり、威嚇ではない。中國は自國の國力増強をたゆまず続け、開拓先取の精神で、開放的で包容力のある助け合うアジア精神を堅持し、アジアの各國のよい隣人、よい友人、よいパートナーであり続けると結んでいる。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2011年9月7日