石樓県人民代表大會の様子
山西省呂梁市石樓県政協(xié)第9期第6回會議が26日に開幕した。石樓県の高建勲政協(xié)秘書長によると、今回の會議は過去と異なり、傍聴者を減らし、メイン會場やサブ會場を設置するなどしてオンラインでビデオ會議に參加する形式を取った。メイン會場の入り口では、出席者一人一人に醫(yī)療用マスクと消毒液が配られ、地元の病院の看護師が體溫測定や登録手続きにあたっていた。會場內(nèi)では、座席間の間隔が1メートル以上確保された。中國青年報が伝えた。
こうした一連の措置は現(xiàn)在山西省と中國各地が新型コロナウイルスの感染防止?抑制の狀況に適応するために打ち出した「オンライン両會」の縮図だ。
北京では新型コロナウイルス感染予防?抑制期間中、中國最高の國家権力機関の常設機関である全人代常務委員會が會議を2回開催した。2月24日開催の第13期全人代常務委員會第16回會議と4月26日午後開幕の第13期全人代常務委員會第17回會議だ。いずれも在京の常務委員はその場で出席し、北京以外の常務委員などはインターネットを通じたビデオで出席した。全人代常務委員會法制活動委員會の報道官を務める立法計畫室主任の岳仲明氏によると、こうした形で全人代常務委員會會議が開催されるのは初めての事だ。
岳氏は「これは特殊な狀況の下で取られた革新的な手法であり、感染防止?抑制の取り組みを効果的に実行に移すと同時に、最高國家権力機関の常設機関の正常で有効な運営を確保し、実事求是で実務的かつ効率的であり、憲法と法律の原則及び精神にかなう」と指摘する。
テレビの報道で、2月24日午後の第13期全人代常務委員會第16回會議の採決段階で、北京の人民大會堂常務委員會會議ホールにいる全人代常務委員が電子採決機を使用した他、現(xiàn)場にいない全人代常務委員が挙手による採決を行ったシーンは注目に値する。
このような遠距離の挙手による採決の方法について、全人代常務委員會法制活動委員會の副主任を務めた闞珂氏は「『議事規(guī)則』は全人代常務委員會の議案裁決にあたり『無記名方式、挙手方式、またはその他の方式』を定めている。常務委員會の全委員の過半數(shù)により採択されると、採決の結(jié)果が議長により現(xiàn)場で発表される。遠距離のビデオ、挙手による採決は規(guī)定におけるその他の方式と理解できる」と指摘する。(編集NA)
「人民網(wǎng)日本語版」2020年4月30日