世界保健総會が月曜日、テレビ會議形式で開かれる。新型コロナウイルスの感染対策が唯一の議題だ。「環球時報」が伝えた。
科學的な方法で発生源を調査することに中國は反対するだろうか。當然ながら反対することはない。これは科學的な感染癥との戦いに必要なステップであり、今後の正確な予防?抑制、ワクチン及び特効薬の研究開発を促す。しかし周知の通り、米國が中國の武漢ウイルス研究所に濡れ衣を著せ、発生源がその実験室であると斷言したが、科學者はすでに一致してこれに反対している。
ウイルス発生源の科學調査は実施すべきだが、これはまず世界保健機関(WHO)が主導するべきで、いかなる國や地域もこれを主導すべきではない。次に、調査は科學的かつ公平であるべきだ。中國の感染癥と関連する要素が調査範囲に入る可能性があるほか、米國など各國の関連要素も同じく調査範囲に入るべきだ。米國ではより早い感染者が出続けており、トランプ大統領は米國が1月11日の段階でワクチン開発を開始していたと述べた。さらに米國の昨年冬のインフルエンザにどれほど多くの新型コロナ感染者が含まれていたかなども、調査で見落とすことのできない手がかりになるべきだ。
世界の圧倒的多數の國の目は曇っておらず、世界保健総會で採択される提案は米政府の一方的なものになるはずがない。ウイルスがどこから人類社會に攻め込んのだか、一箇所からだったのか、もしくは複數箇所からの突破だったのかにせよ、この挑戦は全世界のものだ。米國がこの調査を政治利用し、新たな紛爭をこしらえようとしているが、國際社會は共に警戒し拒否するべきだ。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2020年5月18日