外交部の趙立堅報道官は2日の定例記者會見で、米國と臺灣に対し、雙方の間のいかなる公的往來も停止するよう促したうえで、米國の「臺灣カード」への固執は中米関係に危機をもたらすだけだと強調しました。
米通商代表部(USTR)のビアンキ副代表は6月1日、臺灣の関連代表とビデオ會談を行い、米臺「21世紀貿易イニシアチブ」の立ち上げを発表しました。
趙報道官は記者會見で関連の質問に答えた際に、「このところ、米國は臺灣問題で頻繁に行動し、小細工を繰り返している。議員の訪臺や貿易対話も、実質的には『一つの中國』の原則に違反し、『臺灣獨立』を図る分裂勢力を後押しし、臺灣海峽の平和と安定をかき亂すものだ」と指摘しました。
趙報道官はまた、「世界に中國は一つしかない。臺灣は中國の領土の不可分の一部であり、中華人民共和國政府は全中國を代表する唯一の合法的な政府だ。これは國際社會の共通認識であり、米國が中米間の3つの共同コミュニケで行った厳粛な約束でもある。米國の『臺灣カード』への固執は、中米関係に危機をもたらすだけだ。米國は『一つの中國』の原則と中米間の3つの共同コミュニケの規定を厳守し、臺灣との間のいかなる形の公式往來も停止し、臺灣との主権的意味合いと公的性質を持つ協定の締結をやめ、『臺灣獨立』を図る分裂勢力にいかなる誤ったシグナルも発することのないようにすべきである。また民進黨當局に対しても、米國にもたれて獨立を謀るという企みを速やかになくさなければ、高く跳べば跳ぶほど落ちる時のダメージは大きいと忠告する」と示しました。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2022年6月3日