第15回ASEAN首脳會議、第12回中國プラスASEAN首脳會議、第12回ASEANプラス3(中日韓)首脳會議、第4回東アジアサミットが10月23日から25日にかけ、タイのチャーアムとホアヒンで開催される。ASEAN10カ國と中國、日本、韓國、オーストラリア、ニュージーランド、インドの6カ國の首脳が金融危機や気候変動など重要な議題をめぐって話し合う。國際金融報が伝えた。
【キーワード】1200億ドルのアジア地域外貨融資枠
中國財政部國際司の鄭暁松司長はこのほど行われた記者會見で、1200億ドルのアジア地域外貨融資枠が今年末か、來年頭には正式に創設されると発表した。すでに各國は出資額の分擔、出資形式、貸付限度額など重要な項目で合意している。
ASEAN諸國は多くが外向型経済をとっているため、世界的な金融危機の爆発に伴い、経済刺激策を次々と打ち出すと同時に地域的な協力の重要性をより意識するようになった。
今年5月に開かれたASEAN10カ國プラス3(中日韓)財相會議でアジア地域の外貨融資枠を総額1200億ドルに拡大する合意がなされ、通貨スワップを主要內容とする「チェンマイ?イニシアチブ(CMI)」の多角化に大きな進展があった。
ASEANプラス3の外貨融資枠は、アジア地域の経済?金融の安定維持に向け重要かつ現実的な意味をもつ。具體的にはまず、分散した二國間の支援網を緊密な多國間の資金援助メカニズムにグレードアップし、アジア地域の財政?金融面での協力を強化できる。第二に、外貨融資枠は金融危機が発生し、流動に困難が生じた參加國に資金援助を提供することができる。