京滬高速鉄道の開通から2週間経たないうちに、4日で3回の故障、列車の大幅な遅れがあり、その運営と工事の質が疑問視されている。多くの人が「京滬高速鉄道はいったいどうしたのか」という疑問を投げかけている。
冷靜に言えば、「なじむ時期」にある高速鉄道が、たまたま天気などの予測不可能な原因により安全に影響しない故障を起こしたことに、多くの乗客はまだ理解を示すだろう。しかし、このように立て続けに起こる故障に対し、鉄道部門は「京滬高速鉄道の安全レベルは非常に高く、どんな故障が起きてもシステムが自動的に安全な狀態にする」と強調するだけで、これには納得できない。故障の原因、これらの故障が試運行で見つからなかったのはなぜか、今後も同様の故障が起きることはあるか、続けて故障が起きている高速鉄道は安全な運行が可能なのかなど、庶民が最も関心を示し、知るべき問題について、業界を取り仕切る鉄道部も運営する京滬高速鉄道公司もすぐに説明していない。これが一般の人たちが理解できない點だ。
高速鉄道は鉄道技術のグレードアップの新しい成果だ。知識?理解に欠けるため、多くの乗客はこれほど速い運行速度と短い発車間隔にもともと恐怖と疑いを持っている。故障が起きたときは、鉄道部門がすぐに説明し、乗客を落ち著かせて社會の不安を取り除くことがなおさら必要だ。
高速鉄道は鉄道部門が市場に導入した新製品でもある。乗車料金が普通列車よりずっと高いため、乗客の期待も大きく、列車のダイヤ通りの運行と快適さが高く要求されるだけでなく、サービスなどにおいても強い権益保護意識がある。ところが、故障時にサービスの混亂や物資の供給不足が見られ、修復後は責任の所在や賠償基準がわからないという狀況で、これらは高速鉄道の信用を傷つけ、消費者を不安にさせることになる。