國家情報化専門家諮問委員會、北京市情報化専門家諮問委員會、社科文獻出版社は28日午前、「2011年中國情報化青書」を共同で発表した。北京晩報が報じた。
◆利用者數は世界の4分の1
同青書によると、2010年12月現在、中國のオンラインゲーム利用者數は3億400萬人、オンライン動畫利用者數は2億8400萬人に達した。2010年の中國のブロードバンド利用者は4億5000萬人に達し、2009年比5.4%増。ネットユーザー數は全國で7330萬人増加し、年間増加率は19.1%。2010年末現在、中國のネットユーザー數は世界の23.2%(約4分の1)を占め、アジアのネットユーザー數の55.4%が中國人となった。有線LAN利用者のブロードバンド普及率は98.3%に達した。同青書は、「現在の発展ペースであれば、第12次五カ年計畫の最終年に、中國のネットユーザー數は6~7億に達するだろう」と指摘した。
◆ブロードバンド使用料、先進國の3倍
2010年9月現在、中國の3大通信運営キャリアの攜帯端末によるネットの利用者數は4億8000萬人に達し、3Gの契約件數は4600萬に迫った。
世界のブロードバンドの平均回線速度は5.6Mbpsであるが、中國の場合は1.8Mbpsで、世界71位となった。また中國のブロードバンド市場は競爭が不十分であり、料金が割高で、1Mbps當たりの平均料金は先進國の3~4倍に相當する。ネットワークの品質も満足できるものではない。