昨年、日本は貿易面で苦しい逆境の中にいた。10月31日、円相場は1ドル=75.35円という第2次世界大戦以來の円高となり、日本の輸出製品の競爭力は一気に弱まった。タイの洪水による部品不足が逆風となって、製造業(yè)は被害を被った。そして、東日本大震災によってエネルギーの輸入が増加したことも追い討ちとなったのだ。これらの様々な要因が、30年ぶりとなる日本の年間貿易赤字を生んだ。
しかし、震災の復興が本格的に始まったおかげで、経済は上昇気流に乗り始めているという見方もある。日本産業(yè)機械工業(yè)會が今週月曜日に発表したデータによると、産業(yè)機械受注総額は、前年比10.3%増で、2年連続で増加した。フランクフルト証券取引所の駐東京分析官は「経済の先行きを極端に悲観する必要はない。他の経済圏、例えばアメリカなどは景気回復に向かっている」と指摘した。日本政府が1月に発表した経済見通しでも、「2012年度の経済成長率は2.2%に達する」となっていた。
一方で、日本の中央銀行である日銀は同日、2012年度経済成長率見通しを2.2%から2%に下方修正し、円高が進み、EUの財政危機もなお深刻な狀況にあることで、當面日本の本格的な景気回復は期待できないとした。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2012年2月14日