PlayStationはソフトとハードの連攜が完璧で、十分にiTunesと対抗することができた。しかし、この頃にはゲーム部門はソニーの中で獨立した勢力を築いていたために、ソニーの他部門への技術が流失することを厳しく規制していた。他部門が同じプラットフォームで技術協力することを禁止したのだ。
PlayStation3まで來ると、このゲーム機にはあまりにも大きな期待が寄せられるようになった。ブルーレイに対応し、ネットワークを利用して様々なサービスを利用する事ができ、リビングをエンターテイメントの中心にすることを目指していた。ソニーとPlayStationは切っても切り離せない狀態だった。しかし、絶好のチャンスを逃したPS3はその期待を背負いきれなかった。當時、マイクロソフトのXbox360も世に出てきて1年が経ち、PS3は精彩を放っていたが、オンリーワンではなくなっていたのだ。更に、PS3はXbox360よりも100米ドルほど高かったが、それでも1臺の売上による損失は240米ドルで、ソニーは重圧に耐えられなかった。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2012年3月1日