韓國『朝鮮日報』1月26日付の記事、原題「中國の高速鉄道事故を嘲笑した人たちよ、挫折の中で努力し続け、手に入れた力こそ敬意を表するに値することを忘れるな」
中國で出身を聞くと、返ってくる答えは大抵は省の名前である。不思議に思って、具體的な都市の名前ではなく、なぜ省を答えるのか聞くと、「中國は広いから、地方の細かい都市の名前まで知ってる人は少ない」と彼らは言う。このことからも中國の國土が如何に広大で、果てしないかが分かる。そして、そのスケールの大きさによって、中國には外國人では理解しがたいことが多々ある。
數年前、筆者は中國の西部地域で、四川省?成都市から雲南省?昆明市に行く列車に乗車したが、乗ってる時間の半分以上がトンネルの中を走っていたように感じた。実際に調べてみると、1085キロにわたる走行距離には1418本のトンネルと橋が存在する。つまり、列車はおよそ1キロ走るごとに1本のトンネル或いは橋を通過する計算だ。人の力では到底成し遂げることができないような、この壯大な鉄道の建設プロジェクトに、中國は當時30萬人を動員した。
そして今、彼らの後輩たちが中國の高速道路と高速鉄道の時代を切り開き、これまでの「ゆっくり」な時代から、「速い」時代への転換に向けて奮闘している。全國をカバーする四通八達の交通?運輸ネットワークの建設が推し進められている。あらゆる地域に広がる高速鉄道が完成した暁には、中國は1日あれば全國どこへでも行ける「1日生活圏」の時代に突入する。2020年までに、中國の高速鉄道は1萬8000キロに達する見込みで、人々の生活空間は革命的な広がりを見せるだろう。