中國標準動車組(新型高速列車)「復興號」にはより賢い「脳」があり、1秒で100萬件のデータを記録できる。
復興號は大量のセンサーシステムを構築している。列車全體の検査?測定箇所は2500以上と、従來の動車組より500以上増えている。中車四方股份公司技術センター副主任の陶桂東氏は「この大小さまざまなセンサーは、最大のもので高さ62.8センチ、最小のもので直徑わずか5ミリだ。これらのセンサーは車両の狀態に関する1500以上の情報を集める。動車組の目になり、列車の振動、軸受の溫度、けん引?制動システムの狀態、車両環境などを常にチェックする」と説明した。
列車のスマート化センサーシステムは、全データをネットワークシステムに集め、情報収集の精度が高い。重要観測箇所では、データ記録の精度が最高でマイクロ秒級に達する。陶氏は「これにより復興號は1秒間に100萬件のデータを記録するという、驚異的な能力をつけている」と話した。
復興號は北京から上海までの1318キロを走行する間に、300メガ以上のデータを記録する。
復興號のネットワークコントロールシステムは、高速イーサネットデータ伝送とネットワーク保護を初導入し、伝送帯域幅が1メガ級から100メガ級に向上した。以前が「農村の小道」だったならば、今は広々とした「高速道路」だ。イーサネットにより、車両の大量のデータが高速かつリアルタイムで伝送される。列車の故障診斷と點検?メンテナンスがより安全かつスマートになり、信頼性が向上する。さらに誇らしいことに、復興號のネットワークコントロールシステムのハードとソフトのすべてが自主開発されており、完全自主化の進展を実現している。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2017年9月30日