FTSEラッセルは2月22日晩に最新の指數評価に関する決定を発表し、88銘柄のA株を3月20日の取引終了後にFTSE全世界指數に採用するとした。FTSE全世界指數のA株の割合は25%になり、3大指數のA株採用の第一段階が完了することを意味する。これまでに、MSCIとS&Pダウ?ジョーンズ指數のA株採用第一段階が完了している。國際指數のA株採用はひと段落するが、世界の資産管理大手は中國資本市場での行動を進めており、感染癥の発生後も外資系資産管理機関の初志は変わっていない。
外資がA株投資を強化
グローバル指數を提供するMSCIは2018年6月、中國A株をMSCI新興市場指數とオール?カントリー?ワールド?インデックス(ACWI)に採用した。以後、グローバル指數大手のA株採用の動きが始まり、FTSEラッセルやS&Pダウ?ジョーンズ指數などの指數大手もA株採用に著手した。
指數のA株採用に伴い、外資もA株投資を強化している。機関は、長期的に見て、外資が保有するA株の時価総額増加はA株の生態を変えると見ている。
巨頭が採用を加速
一部の外資系機関は、MSCI、FTSEラッセル、S&Pダウ?ジョーンズのA株採用は世界の投資家の意欲を引き出すきっかけになったと見ている。グローバル指數がA株採用に著手してから、外資は中國での行動を加速している。それは、多くの外資系資産管理機関が次々とプライベート?エクイティ管理業務を開始している點にも表れている。
2016年下半期、監督管理機関は外資機関のプライベート?エクイティ管理資格の申請を許可し、2018年5月末までに10社の外資系資産管理機関が中國証券投資基金業協會でプライベート?エクイティ管理機関となった。現時點で、24社の外資機関がプライベート?エクイティ管理業務の屆け出をしている。外資系プライベート?エクイティ管理機関が発行する商品數も2018年5月末の12種から70種に増加し、うちUBSアセット?マネジメントは最多の13種を発行した。