第3回中日ハイレベル経済対話が28日に北京で開かれた。中國(guó)側(cè)からは王岐山國(guó)務(wù)院副総理と楊潔チ外交部部長(zhǎng)、日本側(cè)からは岡田克也外相ら6閣僚と3副大臣が出席し、出席者數(shù)120人の過(guò)去最大規(guī)模の対話となった。また雙方は7項(xiàng)目の協(xié)力文書に調(diào)印した。今回の対話は中國(guó)の國(guó)內(nèi)総生産(GDP)が初めて日本を超えた時(shí)期に開かれたことから、日本國(guó)內(nèi)と西側(cè)での関心が高い。英BBCは29日、「中日経済対話:中國(guó)の自信、日本の焦り」と題した文章を掲載し、今回の対話は中國(guó)と日本の経済地位の逆転を反映しているとした。
レアアースの輸出が焦點(diǎn)に
レアアースの輸出は中日両國(guó)の話し合いの焦點(diǎn)である。中國(guó)側(cè)が日本の「レアアースの輸出規(guī)制緩和」に同意していないことについて、多くの日本メディアが日本への影響は非常に大きいと見(jiàn)ている。日本『毎日新聞』は29日、「レアアース進(jìn)展なく『枯渇懸念』譲歩引き出せず」というタイトルで、中日両國(guó)は5分野で話し合い、7項(xiàng)目で合意に達(dá)したが、最も肝心なレアアース問(wèn)題について中國(guó)側(cè)は日本側(cè)の要求に応じていないことを報(bào)じた。
清華大學(xué)の學(xué)者、周世倹氏は29日に『環(huán)球時(shí)報(bào)』の取材に応じ、「海外メディアは中國(guó)の経済規(guī)模が日本を超えたことを報(bào)じた。中國(guó)はおだてられたいと思っていないが、日本も落ち著きをなくす必要はない。中日両國(guó)は経済関係の強(qiáng)化の重點(diǎn)を『ウィン?ウィン』に置き、中國(guó)は日本のハイテクや省エネ技術(shù)を取り入れ、日本は中國(guó)の巨大な需要に頼り経済を発展させるべき」と述べた。
技術(shù)輸出の緩和で輸出拡大
製造業(yè)を得意とする日本は省エネ?環(huán)境保護(hù)、グリーンエネルギー分野で優(yōu)位に立ち、風(fēng)力発電、電気自動(dòng)車、ハイブリッドカー、太陽(yáng)電池などの技術(shù)は世界でもトップを誇る。今回の対話で、中國(guó)側(cè)は日本側(cè)がこれら分野の技術(shù)の輸出規(guī)制を緩和することを提案した。
「日本は産業(yè)チェーンの高位置を占めることを望んでおり、ハイテクの輸出においては保守的である。しかし対中輸出の需要が拡大することで、日本側(cè)のこの政策はやや緩和され始めるだろう」と、上海交通大學(xué)日本研究センターの王少普主任は見(jiàn)ている。
今年に入り、「中日唐山曹妃甸生態(tài)工業(yè)園」、天津「中日合作低炭素経済モデル?yún)^(qū)」などの協(xié)力プロジェクトはいずれも順調(diào)に進(jìn)んでいる。機(jī)會(huì)はすぐに過(guò)ぎ去ってしまい、歐米も同様に中國(guó)という巨大な省エネ?環(huán)境保護(hù)市場(chǎng)を獲得したいと思っている。日本はチャンスを摑むことができなければ、中國(guó)市場(chǎng)での主導(dǎo)権を失うことになるだろう。
また、中日両國(guó)の経済貿(mào)易関係が徐々に軌道に乗っていることも喜ばしいことだ。「中日の今後の戦略関係は密著で、現(xiàn)在の急務(wù)は雙方の戦略を結(jié)びつけ、新たな成長(zhǎng)點(diǎn)を把握すること。各自の優(yōu)位を発揮してこそ、協(xié)力の中でウィン?ウィンを?qū)g現(xiàn)できる」と、王少普氏は話す。
「中國(guó)網(wǎng)日本語(yǔ)版(チャイナネット)」 2010年8月30日