記者:映畫自體の品質については?
朱:私は悪くないと思っている。ネットやミニブログなどから反応も、専門家や一般観客まで、大勢が評価してくれている。
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記者:試寫會で、映畫館のマネージャーたちの反応はどうだった?
朱:我々が聞いた感じでは、まあまあといったところだった。
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記者:當時、映畫館が夏休み中に上映していたアニメ映畫に上映時間をあまり當てていなかったことは、各種ニュースにも取り上げられた。通常は、こういうことは映畫館のマネージャーに決定権があるが…
朱:我々は直接中國エリアの興行における仕事に干渉していないので、今言えることは、ただ中國電影集団がそういうふうに述べたということだけだ。
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記者:マッドハウスは日本の大手アニメ會社として、様々な優秀作品を創り上げてきた。この部屋に貼ってあるポスターの『サマーウォーズ』(09年、日本興行成績14億円)もそうだが、仮にこの映畫がそのまま、日本と同時に中國でロードショーされるようになったら、興行成績はどうなると考えるか?
朱:私は判斷は難しいと思っている。実は、この映畫は09年、とあるアニメの交流イベントの一環として、北京映畫大學で、二、三回上映したことがある。その時の現場凄く衝撃を受けていた。観客たちは完全に映畫の世界に沒入し、笑ったり泣いたりしていた姿が今でも目に焼きついている。しかし、観客は全部交流イベントの參加者でアニメを理解している人が多かった。だから、一般上映したとして、観客がこの作品や製作スタッフのことをあまり知らない場合は、結果はどうなるか言い切れない。
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記者:つまり、優れたアニメ作品は確かに一部の漫畫マニアやアニメファンの心を摑むことができるが、この一部のマニアがどの程度、購買力を持つのかも検討すべきということか?
朱:その通り。