資料寫真
主観的な角度から言えば、日本人は謙虛で控えめで堅実である。多くの人が注目する中、バージンロードを歩くことは、彼らの控えめな生活スタイルに反する。お金をかけて結婚式を挙げるよりも、海外でゴージャスなハネムーンを過ごす方が良いと考えている。また、結婚式がただの自己満足に過ぎないと考えている人もおり、挙式は段取りが面倒で、骨折り損だと感じることも多いようだ。
また、日本は恩返しの精神を大事にする國である。日本の終身雇用制度は徐々に崩壊しており、多くの若者が今後も一緒に仕事し続けるかどうかわからない會社の上司や同僚に結婚式に參加してもらうのに違和感を覚えるようだ。また、すぐに恩返しもできずに申し訳なく感じるという。
客観的な面から見ると、日本の経済狀況に比べ、結婚式のコストはあまりにも高い。日本の結婚式関連情報誌が7400組のカップルを対象に行なったアンケートによると、2009年の結婚式?披露宴の平均費用は433萬円で、2008年よりも13萬円増加し、2005年より37萬円も増加していることがわかる。また、結婚指輪の平均価格は22萬円、ウェディングドレスは43萬円、披露宴の平均費用も非常に高い。
日本の若者の結婚式では、親戚や友人が「お祝い金」で援助をする。中國人で言う「禮金(ご祝儀)」である。結婚式費用のうち、平均して198萬円が家族?親戚?友人からの「援助」である。不景気の中では、この「援助」も徐々に少なくなっているという。日本の地方自治體では自治體の運営する施設を結婚式用に貸し出す市町村もあり、費用の節約につながり、自治體にとっての財源開発にもなっている。(文=蔣豊)
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2012年3月7日