「中國をけん制することを狙うアメリカ」
張海軍少將は「仮に釣魚島で軍事衝突が発生した場合、日本と中國の軍事力を比較すると、中國の作戦能力のほうが強く、優位である。中國の沿海部から釣魚島は距離的に近く、沿海基地のレーダー?弾道ミサイルがカバーできる範囲にある。しかし、アメリカが介入した場合には、日中の軍事力の優劣に変化が生じるため、中國は対応策を講じる必要がある」と指摘した。
また、張海軍少將は「アメリカが積極的に日本との共同訓練を推し進めたのは、軍事演習によって、戦略的に抑止力を強化することが狙いで、中國により大きな圧力をかける目的がある」と見ている。
特殊な意図がある今回の日米の合同軍事演習に対し、張海軍少將は「中國は何かしらの反応を示すべきである。その反応は、外交面、軍事面において全面的で適切なものである必要がある」との見方を示した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2012年8月23日