日本の教育、戦爭の罪をあいまいに
日本は近年、さまざまな手段により歴史を美化し、第二次大戦中の侵略行為をあいまいにし、自國が原爆の被害者であることを強調している。佐藤氏は、これは多くの日本人をミスリードしており、自分たちこそが被害者であると感じさせ、戦爭がいかにして始まったかを忘れさせていると指摘した。
佐藤氏は、「私が5、6歳の頃、教員や教科書は日本の侵略戦爭について細かく教えてくれた。今は往々にしてなおざりにされ、教員も口にせず、子供たちもよく知っていない」と話した。
佐藤氏は、「現在の若者は過去の戦爭の真実を理解する機會がまったくない。そのため私たちの世代の人は、教員の代わりに子供に戦爭の真相を伝えるべきだ」と懸念した。
佐藤氏は、「私はこれまで、人々はなぜ戦爭中に良心に背くことをするのかについて考えてきた。私は人々の心理を深く理解し、蕓術的な手段によって表現したい」と語った。
佐藤氏は、「私は22歳で蕓術の創作を開始し、もう50年になる。直接的な反戦の作品はないが、私の作品は人々に反省を促し、理性を與える」と述べた。
佐藤氏は、「教員が話さない歴史を子供たちに教えるのが、私の劇作の使命だ」と話した。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2015年7月23日