十數年前に留學で日本を訪れた李焱さんはベテランの中國語教員である。彼女は2017年、翻訳と中國語教育を行う會社を立ち上げた。記者はこのほど、李焱さんの事務所で彼女と學生の苗加隆さんにインタビューした。
苗加隆さんは大學で第2外國語に中國語を選択し、NHKの中國語講座を見て學んだ。1996年、苗加隆さんは日本語を教えるボランティア活動を開始し、多くの外國人、特に中國人と仲良くなった。
現在、苗加隆さんは流暢な中國語で自己紹介ができる。彼の目標は2020年の東京オリンピックで中國人観光客の通訳をすることだという。「中國各地から來た人と中國語で話すのは楽しそう。日中経済の往來が増えているため、中國語を學ぶ日本人が増えたことも自然なこと。中國に偏見を持つ日本人がいることも否定できない。私たちは彼らの影響を受けることなく、自分の目で中國を見る必要がある」と苗加さんは話す。
日本のSNSにも苗加さんのような人は多く、彼らはそれぞれ中國語と縁がある。中でも中國文化に興味があり中國語を學んだ人は多い。中國文化と大きく関係している風水が好きな人、小麥粉で作る麺が中國から來ているためその知識を得るために中國語を學んだ人、日本文化の源を知るために學んだ人などがいる。
30~40歳で中國語を學んでいる人の多くは、勤務先で中國との交流があり、仕事で必要なためである。「上司に言われて學んだ」という人もいれば、親が21世紀は「中國の時代」だと考えているため學ぶ小學生もいる。
中國語を30年以上學ぶある日本人女性は、NHKの中國語講座を偶然見た時に中國語の発音は面白いと感じ、學び始めた。最初は教材を使わずにテレサテンの歌を聞いていたが、日本で「香港ブーム」が起き、広東語を學び始めた。その後、20年前に仕事で上海に行くことになり、上海語が話せないと買い物の時にバカにされるという話を聞き、上海語を學んだ。
多くの中國語教員が「中國語を教えるというより、會話をして理解を深めている」と話す。彼らは中國語を教えて収穫を得ている。また彼らは、中國語がますます人気になり、世界で中國語ブームが高まり、中國語教員は歓迎されるに違いないと考えている。
「中國網日本語版(チャイナネット)」 2018年3月20日