日産の危機(jī)
他の日本の自動車メーカーに比べ、日産が抱える難題はさらに複雑だ。
カルロス?ゴーン氏逮捕事件以降、ルノー?日産?三菱アライアンスがこれまで平穏なことはなかった。海外メディアによると、ルノー?日産?三菱アライアンスは利益の見込みがない製品と業(yè)務(wù)を打ち切り、日産はスペイン工場の閉鎖、ルノーは中國市場からの撤退を検討しているという。
これについてルノー中國の擔(dān)當(dāng)者は「毎日経済新聞」の記者に対し、「我々はどんな憶測に対しても回答しない。ルノーには中國での長期発展戦略がある」と説明した。
売上高低迷と利益の蒸発を経験中のアライアンスにとってコロナ禍の衝撃は予想以上のダメージとなるだろう。
統(tǒng)計(jì)によると、日産が発表した2019年4~12月期決算 は売上高が前年同期比12.5%減の7兆5000億円、営業(yè)利益は82.7%減の543億円、営業(yè)利益率は0.7%と昨年同期の3.7%を下回った。注目されるのは、2009年4~6月期ぶりの赤字だったことだ。
それではなく、日産は2020年3月期の連結(jié)営業(yè)利益予想を従來の1500億円から850億円に下方修正。純利益は1100億円の見通しを650億円に下方修正した。2019年、日産のレノーに対する業(yè)績貢獻(xiàn)は2018年の15億1000萬ユーロから2億4200萬ユーロ(84%減)と一気に下がった。これによりルノーの親會社の純利益も1億4100萬ユーロの赤字で、10年ぶりの赤字を出した。
今年に入り、ルノーの株価は50%以上下落、日産の株価も40%以上下落している。信用格付け會社のムーディーズは3月26日、日産の格付けを2段階引き下げたと発表した。
ルノーは現(xiàn)在、フランスにある12工場とスペイン、アルゼンチン、ブラジル、コロンビア、チリにある工場を閉鎖、日産のヨーロッパと北米の工場も稼働停止?fàn)顟B(tài)にある。何とか狀況を打開しようと、ルノーと日産はさらなる長期計(jì)畫を推し進(jìn)め、アライアンスの今後の発展を確保する方針だ。
ルノー?日産?三菱アライアンスは今年5月、中期戦略計(jì)畫を発表する見通し。今年2月初めにはアライアンスの運(yùn)営やマネジメントを強(qiáng)化する新たな枠組みについて合意したと発表した。
振興プランの一環(huán)としてアライアンスはリーダーとフォロワーという枠組みを共同で構(gòu)築する方針。市場地域軸では、各社が特定の地域のレファレンスとなる。例えば、中國では日産、歐州ではルノー、東南アジアでは三菱がレファレンスとなる。
「簡単に言うと、われわれはキャッシュフロー管理に目を向ける必要があるということだ」と日産の內(nèi)田誠CEOは述べた。
アナリストは、日産とルノーはいずれも今のところ現(xiàn)金枯渇のリスクはないとみている。
フランス政府はルノーに支援を提供、例えばパリ在住のルノー従業(yè)員はルノーから半日分の給料、政府から殘りの半日分の失業(yè)救済金が支払われたり、ルノーはフランスで35億ユーロを信用限度額とする國がサポートする融資を受けられる。一方、日産がまだ手を付けていない信用限度額は約120億ドルある。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」2020年4月17日