中國が自主開発した新型軌道交通製品であるスマート軌道電車テスト車両が16日、ハルビンに到著し、北部の極寒條件い置ける性能テストを開始した。
開発機関の中車株洲の関係者によると、このスマート軌道電車は中國中車株洲電力機車研究所有限公司が自主開発し、バーチャル軌跡追従能力を有し、完全電動ゴムタイヤ車両を運搬ツールとした新型の軌道交通製品である。レールを敷設する必要がなく、既存の道路に線を引き、車両に搭載したカメラ、観測レーダーなどの設備を通して線の情報を採取し、ラインバーチャル軌跡と多軸方向転換システムで軌跡追従管理を行い、蓄電池に電力を充電して道路を走行する。
同車両の最高設計時速は70キロ、最小回転半徑は15メートル、両方向への走行が可能で、3~6両のフレキシブル編成を採用。投資コストが低い、輸送能力が高い、建設周期が短いなどの特徴がある。しかし、北部の極寒の地での低気溫?積雪などの環境でのテストはまだ行っていない。
極寒環境での車両の信頼性を検証するため、中車株洲が選んだハルビンは北部の極寒地に屬し、特徴をもとに車両を改良し、冬の実験を展開する。テスト車両は氷雪のある路上で走行、車體の安定、回転性能、追従精度、低音環境での蓄電池の最大航続力、車両の最高速度と平均速度、電気設備の低溫環境での使用性能などを検証する。テストで採取したデータを通し、同車両の北部の極寒地での応用に科學的根拠を提供する。
「中國網日本語版(チャイナネット)」2019年1月17日