「中國共産黨は苦難に満ちた時期も経験したが、200年來なかった安定を中國にもたらし、大多數の中國人の生活を改善させた」「中國は常に社會の安定という問題を強調している。近年群衆事件が増加しているが、中共は現在まで國內の各種問題の緩和に成功し、中國共産黨の指導による顕著な成果を無數の中國人に見せている」----。
中國共産黨建黨90周年を前に、中國の政権黨に関して世界の政治評論家から様々な指摘がなされている。特に注目されるのは、カナダ?ブリティッシュコロンビア大學アジア研究所のポール?エバンズ所長、オーストラリア?シドニー大學中國研究センターのジョナサン?ハシッド博士の「安定」という視點だ。
歴史を見れば明らかだ。中國を19世紀以來の長期間の貧窮と衰微から脫卻させ、國際社會の軽視を許さない、大いに尊重される「安定の大國」へと変えたのは中國共産黨だ。特にここ30數年間の急速な経済?社會発展によって多くの中國人が貧困から脫卻し、財産を持つにいたった。「全て」ではないものの多くの問題において自由に考えを表明することができるようになり、公民の手にする機會も倍増した。歴史的チャンスを捉え、「安定を維持して発展を図る」ことは中共のスローガンだが、それ以上に民衆の內心から発せられた願いでもある。
世界の政治評論家は歴史の細部にも目を向けている。ロシア科學アカデミー極東研究所のママエワ?シニアフェロー、ロシア下院のクプゾフ議員らによると、発展の過程において中國共産黨は、実際の狀況に基づいて「安定」政策を策定した。1950年代に資本家を完全に消滅させるのではなく、資本家と民族商工業に対して社會主義改造を実行した。1970年代末から改革開放を開始し、無數の合弁會社や中小企業との相乗効果によって試練への対処能力を高め、形式上決定的な意味を持つ新たな経済制度を創造すらした。重要なのは社會情勢の緊張を防ぐことだ。ママエワ氏が指摘するように「中共は常にその時々の國や民族全體の主たる要請に応えることで、全國の知識階層や民衆から支持を得てきた。そのため中共は今日も中國を指導する力の中心であり続けている」のだ。