中國社會科學院の日本問題専門家?李素華氏は、日本の次期首相は誰であれ、経済問題、外交問題、震災復興の3大試練に直面すると指摘する。新京報が伝えた。
日本は歐米の債務危機のあおりを受け、國內消費が低迷している。次期首相にとって大きな試練だ。
外交では米國やアジア諸國との関係が大きな課題となる。対中姿勢について前原氏と野田氏は非常に保守的だが、海江田萬里氏は中國文化を愛好することから積極的と指摘するメディアもある。
だが李氏は誰が次期首相になろうとも、大局に立って両國関係について判斷し、発言も行動も一定の制約を受けることになると指摘する。中日両國は各レベルの協議枠組みを設置している。また、日本は國連安保理常任理事國入りなどの問題で中國の助けを必要としている。これらは両國関係の全體構造の維持に有利に働く。このため政府が交代しても両國関係の基本的方向性への影響はない。
李氏は「前原氏と野田氏は親米派と見なされている。両氏のいずれかが當選した場合、日本政府は対米関係により積極的になる。これは中日関係にとって圧力となるおそれがある」とも指摘する。
「人民網日本語版」2011年8月29日