まだまだ成熟には時間がかかるものの、3G時代が全面的に到來し、攜帯電話市場には3G旋風が巻き起こった。一方、「立ち遅れ」感のある2G攜帯は古い機種の修理も出來ず、新機種も少なくなり、市場を追い出された形となった。「北京晩報」が18日に伝えた。
▽2G攜帯の修理を4回も拒否される
楊さんの攜帯(LG C258)は會社が一括購入したCDMA攜帯で、使い始めて約1年程経つ。ところが數日前、なぜか突然攜帯の畫面が真っ白になってしまった。楊さんは、「攜帯の保証書の電話番號にかけたら、石景山の修理店につながりました。多分ケーブルが壊れたとのことだったのですが、2G攜帯だから部品がそろわないため、倉庫から部品を取り寄せないと修理できないと言われました。しかも修理費が150元だったのですが、去年修理した同僚に比べて2倍の値段でした」と語る。
その後、楊さんは家の近くの攜帯修理店を回ってみた。「3軒行きましたが、攜帯電話を差し出すと、店の人に『これは古い2G攜帯だ。今は3G時代に入った。古すぎる機種の部品は置いていない』と言われました」
▽新機種が多いのも3G攜帯
古い機種が修理できないからといって、2Gの新機種を探すのは容易ではない。中関村にある家電店「國美電器城」のソニー?エリクソンカウンターで尋ねたところ、販売員が熱心に勧めたのは3G攜帯T707だった。2G攜帯の新機種が欲しいと伝えると、販売員は困ったように首を振り、「今はどこの攜帯會社も3Gネットワークを運営しています。2G攜帯は次第に淘汰されていくし、メーカー側も今後2G攜帯を大きく売り出すことはないでしょう。2G攜帯が買いたいなら、古い機種しかありません」と答えた。
▽機種は少ないが値下がりはしない2G攜帯
3G攜帯にかける売り場の熱意は相當のものだが、そんなことには構わず、やはり2G攜帯を購入しようとする消費者も依然として多い。鄭さんは先週、3千元でサムスンの2G攜帯を買った。「サムスンの3G攜帯も、これよりそれほど高くない値段でした。でも2Gネットワークのほうが成熟していて、便利だと思うんです」。(編集SN)
「人民網日本語版」 2009年8月19日