國家民族事務委員會はこのほど、「ここ數年、中國の民族地區の産業構造は不斷に改善し、特色ある農業と工業のシステムがほぼできあがった」との認識を示した。「新華網」が伝えた。
主な民族自治區の産業構造改善の成果は次の通り。
▽內蒙古自治區:エネルギー?冶金?化學工業?設備製造?農畜産品加工?ハイテク技術の6大産業の付加価値が自治區全體の工業付加価値額に占める割合が90%以上に達した。
▽広西チワン族自治區:機械?製糖?冶金?食品?石油化學?非鉄金屬?電力?建材の8大支柱産業が前自治區の工業総量に占める割合が70%に達した。
▽雲南省:産業構造が資源に過度に依存していた局面が打開され、多様な支柱産業の體系が形成された。
▽貴州省:全省の工業成長に対する電力?冶金?非鉄金屬?造酒?タバコなどの産業の貢獻率が57.7%に達した。電力産業の貢獻率は24.3%と特に高かった。
▽チベット自治區:鉱業?緑色飲食品加工業?チベット醫薬業?民族手工業?建築建材業などの産業が著実にグレードアップした。
▽青海省:塩湖化工?電力?石油?天然ガス?非鉄金屬などの支柱産業がさらに力強いものとなった。
▽新疆ウイグル自治區:石油?石油化學を中心として繊維?鉄鋼?非鉄金屬?建材?食品を支えとした特色産業群を形成した。
また各地の民族地區では現在、農牧業拠點やエネルギー拠點、鉱業拠點、原料拠點が形成されつつある。
內蒙古?貴州?寧夏?新疆の石炭生産?石炭発電一體化基地や、南西部民族地區の大型水力発電所基地、內蒙古?寧夏?青海?新疆?広西沿岸の大型石油?天然ガス採掘加工基地などは、中國の重要なエネルギー化工拠點に発展しつつある。
広西?貴州?雲南の非鉄金屬採掘加工、內蒙古のレアアース開発?研究?生産、青海省ツァイダム?新疆ロプ湖のカリ肥料、雲南?貴州のリン酸肥料などは、中國の鉱業資源採掘加工拠點を形成しつつある。
「人民網日本語版」2009年8月20日