中國の発展の進んでいる點と足りない點とを理解しなければ、中國の現(xiàn)時點での國力をより理性的に判斷することはできない。協(xié)力と開放の政策を?qū)g施したことによって、中國の競爭力は確かに強まったが、一人當たり平均発展指數(shù)はなお低迷している。こうした対照は今後もしばらく続くとみられる。中國はなお発展途上國であり、常に資源と能力の不足を感じている。世界の人口の2割を擁する大國が、一人當たり平均の発展レベルでは世界平均を大きく下回るという事実に、中國は直面している。発展には多くのボトルネックがあり、引き続き國際社會と協(xié)力して問題を解決していく必要がある。

発展途上の大國である中國の全體的な力には限界があるが、中國が西側(cè)諸國の人々が驚くスピードで成長していることは確かだ。われわれは全力を盡くして、國際社會がわれわれの進歩に與えた支援に報い、中國と同じような発展水準にある他國を支援していきたいと考えている。相互利益の國際協(xié)力を通じて、中國と世界がさらに調(diào)和しバランスの取れた発展を遂げるものと信じている。

＊筆者は復(fù)旦大學(xué)國際問題研究院の沈丁立常務(wù)副院長

「人民網(wǎng)日本語版」2011年2月10日