想像以上の北京の変化
貞松さんが浜田蓉子さんとバレエ団を結成したのは中國での公演後。バレエ団が45周年を迎える今年、前回の中日友好公演を記念するための中國公演が決定した。関西のバレエ団が中國で公演するのはこれが初めてだ。
今の北京の変化を想像することができなかったという貞松さんは、?北京空港はとても立派で、成田空港もその豪華さには及ばない。空港から市內まではビルが建ち並び、建築のデザインも多種多様で、本當に目まぐるしい変化です。昔は街に自転車が洪水のように溢れていましたが、今はまったく自動車の世界ですね?と語るが、貞松さんが魅力的だと感じ懐かしいと思うのは、昔のままの雰囲気が漂う北京のようだ。
自分のバレエをしたい
貞松?浜田バレエ団は団員51人。関西地區で30のバレエ教室を開き、約600人の生徒を育成している。公演は1年に15回から20回ほどで、多いときには30回にも及ぶ。
その他にも他の國や地域のバレエ教育を見學するために、モスクワ、ロンドン、ロサンゼルス、パリの歐米都市以外にも北京、上海、無錫で研修を実施している。
貞松さんによると、ロシアや中國のバレエ団は、入団時に必ずオーディションをして厳しく審査するが、日本の入団條件は軽く、興味があればダンサーになることも難しくはないという。
またロシアや中國のバレエ団のほとんどは國が経営しているため、規模が大きく資金も豊富だそうで、そんな他の國のバレエ団の狀況を知りながら貞松さんは、?いいところは勉強するべきですが、羨ましいとは思わず、一心に蕓術を追求し、実質的に自分のバレエをやりたい?と、バレエにかける真摯な思いを語った。
?中國網日本語版(チャイナネット)? 2010年4月20日