こういった法律的にも曖昧な立ち位置の「同人誌」というものが存在し、また公序良俗に反するような內(nèi)容のものも多々ありますので、黎明期からコミケはアンダーグラウンドなイメージが強かったのでしょう。
実は僕もこのコミックマーケットというものに行ってみたことがあります。以前參加したのは、僕が大學(xué)生の頃ですから、15年近く前のことでしょうか、當時コミックマーケット(通稱コミケ)に行くといえば、周囲からは「オタク」のレッテルとともに白い目で見られるような狀況であったように記憶しています。當時僕は、同人誌(漫畫等)目當てではなくて、著作権上も問題なく公序良俗にも反しないような趣味だった「ゲーム」の即売を期待して行ったのですが(コミケには同人誌以外のコーナーも多様にあります。)、「一般の方」からすれば、「ゲーム」も「同人誌」もサブカル同類でありましょうから、「コミケに行く!」なんてことは大學(xué)の「一般の」友人には言えなかったこともあったかと思います。
そんな、當時(といってもたかが15年前)から數(shù)年経った頃からでしょうか、2000年を過ぎてきてから、「一般の方」にもコミケという名稱が浸透してきて、アニメのコスプレの社會的認知度が高まったこと(一般的なアイドルなどがコスプレをするなど)や、アニメ?漫畫の祭典としてコミケが世界から注目され(外圧により國內(nèi)イメージが逆輸入的に良くなるパターン)、コミケはアンダーグラウンドから一気に地上の世界にでてきたような気がします。また、僕も未成年の頃よりは少しずつですが成長(?)し、まわりの評価云々でイベントに行く、行かないということを決めるような年齢ではなくなってきましたので、僕にとってのコミケへの「參加障壁」は急速に減じられていったのでした。
しかし、最近は僕自身が海外でのビジネスや研究が多かったこともあり、また、日本で流行っているアニメ?漫畫にキャッチアップできていなかったこともあり、僕は物理的にも心理的にもコミケからは足が遠のいていたところだったのです。