日本のクリプトン?フューチャー?メディアの社長で「初音ミクの父」である伊藤博之氏は11月15日、初音ミクの「MIKU WITH YOU 2019」コンサートツアーを機に北京を訪れ、中國伝媒大學の學術交流に招かれ、「初音ミクの誕生と発展」をテーマに講演し、バーチャル歌手の運営における成功の経験、中でも二次元サブカルチャーの壁を破る秘訣をシェアした。
初音ミクは中國でも人気があり、ミニブログや掲示板などのSNSで100萬人以上のアクティブユーザーを持ち、動畫の再生回數(shù)は最高1000萬回を突破し、百度検索指數(shù)も常に上位につけている。2015年、初音ミクは初めて中國でコンサートを開催し、VIPチケットは2秒で完売し、全チケットが8秒で完売するという実績を殘した。2017年には3年目の中國コンサートを開催し、公式限定グッズを會場で販売し、売上高は160萬元に達した。
伊藤博之氏は、初音ミクは勢いに任せて誕生し、ある種の流行により創(chuàng)造したものではないと明かした。初音ミクの誕生前、同社は音聲と音楽コンテンツ業(yè)務に専念し、初音ミクソフトは成熟の基礎を固めた。その後、ソフトが登場し、音源を作成する擬人化キャラクターを同時リリースし、この青緑色のポニーテールの少女は可愛らしく元気で未來的な日本文化要素で人々の心を摑んだ。「世界最初の姫殿下」はこうして誕生した。
初音ミクのイメージが定著すると、同社はコンサートを開催し、ホログラフィー技術でバーチャルキャラクターをリアルな世界の舞臺に立たせ、次元の壁を打ち破った。バーチャル歌手とファンの距離はより近くなり、ファンの忠実度も高まった。その後、一連のコラボ、グッズ生産、體験スタジオ開発などを通し、初音ミクのファンの消費力と注目度は上昇し続けた。各方面が総合的に作用し、初音ミクは長期的な生命力を得た。
ポニーテールのこの少女は次元の壁を破り、國境を越え、幅広い層に支持され、日本文化の世界における重要なアウトプットとなっている。2019年、初音ミクは5年連続で中國を訪れ、上海を皮切りに4週にわたるコンサートツアーを開催。北京と上海以外に広州と成都も訪れ、中國本土のファンと會い、青緑色の嵐を巻き起こし続ける。
「中國網(wǎng)日本語版(チャイナネット)」 2019年11月20日