人民日?qǐng)?bào)傘下の國(guó)際情報(bào)紙「環(huán)球時(shí)報(bào)」によると、カタール紙「ガルフ?タイムズ」は23日付で、米海軍は公に認(rèn)めないものの、中國(guó)が開(kāi)発を進(jìn)める対艦弾道ミサイル(ASBM)「東風(fēng)21D」への懸念を深めていると報(bào)じた。以下はその概要。
米國(guó)が特に懸念するのが、米國(guó)の大型空母を標(biāo)的とする新型の東風(fēng)-21Dだ。中國(guó)消息筋によると、東風(fēng)-21Dはすでに少數(shù)配備されている。當(dāng)初は潛水艦用に開(kāi)発され、射的距離2700キロで、移動(dòng)目標(biāo)に対して一定の攻撃能力を持つ。
中國(guó)軍は現(xiàn)在衛(wèi)星、長(zhǎng)距離後方散亂レーダー、潛水艦、無(wú)人機(jī)などの開(kāi)発に力を入れている。これらによって3000キロ以上離れた移動(dòng)目標(biāo)の識(shí)別が可能となり、東方-21Dその他短距離潛水艦発射?空中発射?地上発射対艦ミサイルに必要な精確な位置情報(bào)が得られる。
米海軍は今も空母にとって中國(guó)の新型ミサイルは脅威ではなく、中國(guó)近海で自由に活動(dòng)できると考え続けている。だが東風(fēng)?21Dの射程は臺(tái)灣島を含む南中國(guó)海全體をカバーしており、その配備は空母11隻を保有する米海軍にとって非常にまずい情報(bào)だ。米軍は空母を利用して世界中に兵力を輸送しているからだ。
東風(fēng)-21Dの発射裝置は安全な內(nèi)陸にあり、米國(guó)を中國(guó)沿海から遠(yuǎn)ざけ、臺(tái)灣を孤立させることができる。沖縄諸島やグアム島の米軍基地を威嚇することもできる。現(xiàn)有の東風(fēng)?21とその大規(guī)模な配備によって米空母を中國(guó)から2000キロ以?xún)?nèi)の海域に近づけさせず、有効射程內(nèi)で活動(dòng)できないようにさせることは十分に可能だ。
大型空母は戦艦と同様の運(yùn)命をたどっている。排水量約10萬(wàn)トンの空母は容易に「大きな標(biāo)的」となり、長(zhǎng)距離レーダーや赤外線センサーによる捕捉も容易だ。米軍の大型空母1隻には100萬(wàn)ガロン近くの航空燃料と數(shù)百トンの弾薬が積まれている。
第二次大戦中、米海軍は空母使用により作戦をハイテク化し、軍艦の損失を防止する卓越した技術(shù)で名を馳せた。
だが対艦ミサイルは空母にとって致命的な兵器だ。少數(shù)のミサイルなら防御可能だが、十分に高速のミサイルが様々な方向から飛來(lái)した場(chǎng)合、最低1、2基は空母や護(hù)衛(wèi)艦に命中する。
ミサイル1基が命中しただけで空母は甚大な損害を被り、戦闘能力を失う。米國(guó)が繰り返し行った海戦シミュレーションでは、敵の航空機(jī)や潛水艦から発射されたミサイルはほぼ毎回一部が防御層を突破し空母に命中した。空母1隻と護(hù)衛(wèi)艦隊(duì)の建造費(fèi)は250億ドル(艦載機(jī)を除く)にも上り、中國(guó)の「安価な」ミサイルに攻撃される危険を冒すことはできない。
だが米海軍は空母の弱體化を否定している。海軍上層部はみな海軍パイロットの出身だ。これは軍艦の將軍が主導(dǎo)していた戦前の狀況と似ている。海軍と空軍が有人機(jī)を放棄して無(wú)人機(jī)に移行することに反対しているように、大型空母の放棄に対しても大きな偏見(jiàn)がある。米國(guó)のある學(xué)者は、空母建造の即時(shí)停止を呼びかけている。
米海軍は現(xiàn)実を正視し、時(shí)代後れの大型空母について計(jì)畫(huà)を見(jiàn)直すべきだ。無(wú)人機(jī)やヘリを搭載する小型空母は依然、一定の役割を果たすだろう。だが戦爭(zhēng)において大型空母が第二次大戦のミッドウェー海戦やマリアナ沖海戦のような敘事詩(shī)的勝利をおさめられる時(shí)代はすでに終ったのだ。
「人民網(wǎng)日本語(yǔ)版」2011年8月30日